MagSafe充電の速度検証|期待外れだが冷却ファンで爆速充電可能!

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はじめに

こんにちは。NeoSlothネオスロウス(@SlothNeo)です。

Anker PowerWave Magnetic Pad Liteのレビュー 安くお試しMagSafe対応充電器にピッタリ!

Anker PowerWave Magnetic Pad Liteのレビュー 安くお試しMagSafe対応充電器にピッタリ!

上記で紹介した「Anker PowerWave Magnetic Pad Lit」のMagSafe充電器を使ってみたのですが、分かってはいましたが、有線で充電するよりも発熱するし、ビックリするくらい充電が遅いのです……

「MagSafeの充電は遅いです!」では、味気ない上にMagSafeに憧れてMagSafe充電器を購入したのに何か悔しい!

と言う事で、「どれだけ(数値的に)MagSafeの充電が遅いのか?」と「どうしたらMagSafe充電が早くなるのか?」を考えて検証していきたいと思います。

また、USB-C to Lightningケーブルでの有線とMagSafe充電との比較にもなっています。

検証結果だけ早く知りたいと言う方は、まとめへどうぞ。

検証説明

検証機材

まずは、検証に使う機材の紹介と説明をします。

充電対象iPhone Xsバッテリー最大容量91%
MagSafe非対応だがMagRingを付けてMagSafeに対応。
MagSafe(Qi)で最大7.5Wでの給電に対応。
充電器CIO NovaPort DUO 65WUSB-C to Lightningケーブルを使う事でiPhoneに最大20Wでの給電が可能。
MagSafe
充電器
Anker
PowerWave Magnetic Pad Lite
MagSafe対応の充電器
iPhoneに最大で7.5Wの給電が可能。
USB-C to Lightning
ケーブル
CIO
USB-C to Lightning
ケーブル 2m
20W以上の充電器を使う事でiPhoneに最大20Wの給電が可能。

検証内容

検証内容としては、iPhoneの充電が切れた状態をバッテリー残量0%として、それぞれの充電方法でiPhoneの充電が100%になるまでに「何時間かかるのか?」を検証していきます。

検証開始

USB-C to Lightningで充電

まず初めに一般的と思われる「USB-C to Lightning」での充電速度を確認していきます。

使用する機材はこちらとなります。

充電方法は、通常通り、USB-C to LightningケールブルをiPhoneに挿して充電します。

充電時間をグラフにしてみました。

充電時間が30分でバッテリー残量50%まで回復しています。
そこから1時間で約80%まで回復し、1時間30分で90%まで回復しました。
2時間40分で100%まで回復してフィニッシュとなります。

50%、80%、90%と段階を踏む毎に充電スピードが遅くなっている事が分かります。
これは、iPhone側でバッテリー寿命を長くする為に意図的にされているものです。

1時間で80%までバッテリー残量が回復出来るのは十分に早いと言えるのではないでしょうか?

MagSafe(Qi)で充電

次に確認するのが本記事の目玉とも言えるMagSafe(Qi)による充電となります。

使用する機材はこちらとなります。

充電方法は、通常通り、iPhoneにMagSafe充電器を付けて充電します。

早速、充電時間をグラフにしてみてみましょう。

この結果を見て正直ガッカリしました。
バッテリー残量100%にするのに約4時間もかかるってあまりにも遅過ぎです……
バッテリー残量80%まで回復するのにも3時間弱もかかるなんてビックリです。
更にMagSafe充電器は勿論、iPhone本体もそれなり発熱しておりバッテリーの寿命が気になりました。

「やっぱりMagSafe充電は遅いです!」で終わりでは折角iPhone Xsを憧れのMagSafe対応にして、MagSafe対応充電器を購入したのに悔しい!
と言う事で「どうやったらMagSafe充電で充電速度が速くなるのか?」を考えます。

思いつくのは発熱ですね。発熱の所為でバッテリー速度を「意図的に下げているのではないか?」と考えました。
発熱はバッテリーの寿命にも影響しそうで気になりますしね。

そこで冷却ファンを回しながらMagSafe充電する事を考えました。

MagSafe(Qi)+冷却ファンで充電

次に確認するのが本記事のメインディッシュとなります。
MagSafe(Qi)で充電中に冷却ファンを当てると言うものになります。

MagSafe充電器は勿論、iPhone本体にもガッツリ冷却ファンを当てます。

検証結果のグラフはこちらになります。

3つの線がありごちゃごちゃしてきましたが、黄色の線が今回の検証結果となります。

なんとビックリ!2時間20分ほどでバッテリー残業が100%まで回復しました。
USB-C to Lightningの有線で充電するよりも早く充電が出来る様になりました。

有線と比較して、バッテリー残量が80~90%くらいまでは有線での充電の方が早いですが、約90%まで充電する時間は1時間30分と有線でもMagSafe(Qi)+冷却ファンでの充電でも同じ結果となりました。

勿論、冷却ファンを当てているので発熱もほぼありません。MagSafe充電器の中が「少し熱いのかな?」くらいです。

有線だと0%から30分で約50%や1時間で約80%まで回復出来るので、バッテリー残量が20%等、残量が少ないかつ朝の時間も限られている場合には、有線での充電の方が初速が速いので良いと思いました。

さて、ここで検証を終わらせても良いのですが、「MagSafe(Qi)+冷却ファンの充電が早いって言ってもドーピング(冷却ファン当て)してるからでしょう?USB-C to Lightningでの充電でも冷却ファン当てたら充電速度上がるんじゃないの?」と考えた方もいると思います。

USB-C to Lightning+冷却ファンで充電

では、検証してみましょう!

「MagSafe(Qi)+冷却ファンで充電」と同様にUSB-C to Lightningケーブルで充電中に冷却ファンを当てて充電します。
ここでのポイントは、iPhone本体に冷却ファンを当てのは勿論、USB-C to Lightningケーブルの根本の部分も冷却ファンを当てる事になります。

気になる結果グラフはこちらになります。

結果は赤色の線になります。

うーん……グラフの結果としては、初速の速い「MagSafe(Qi)+冷却ファン」と同じ結果になりましたね。

期待結果としては、ぶっちぎりで爆速の充電速度を期待していたのですが、普通のUSB-C to Lightningの充電方法で既に早い充電速度だったんですね。

感想

検証結果としては、驚きの連続でした。
MagSafe(Qi)での通常の充電が「こんなにも遅いなんて……」からのMagSafe(Qi)+冷却ファンで爆速充電が出来るのはビックリでした。
発熱の影響で充電速度低下が物凄くあるんだなと感じました。

次に考える事としては、充電する度に毎回今回の様なデカい冷却ファンを当てたり、扇風機を当てたりしながら充電するのは現実的では無いと思うので、もっと楽な方法で冷却しながらMagSafe(Qi)充電出来ないか考えてみようと思います。

まとめ

検証結果のまとめです。

  • 単純なMagSafe(Qi)での充電方法では充電速度が遅い
  • MagSafe(Qi)での充電時に冷却ファンを当てると有線とほぼ同じ充電速度となる
  • ただし、初速は有線の方が早い
  • 簡単に冷却ファンを当てる方法を検討する必要がある

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